【PDCA英語術】思い込みは捨てろ!トライズ式英会話勉強術を使って全速力で1年1,000時間をフル活用する方法

英会話 トライズ 三木雄信 コーチング英会話スクール「トライズ」

以前の記事(【PDCA英語術】トライズ創業者三木雄信が考える…)では、明確なゴール設定と緻密な学習プランニングの重要性についてお伝えさせていただきました。今回の記事では、それらを踏まえ、「Do」、つまり実際に行動に移して行く際に大切にしていただきたいことを、書いて参りたいと思います。 

日本人の英会話学習に対する思い込み

まず、1,000時間を有効に活用していただくためには、数々の思い込みを排除し、徹底して無駄を省いた学習法に特化していただく必要があります。 以下は、日本人の英会話習得に対する思い込みと、その対応策について説明させていただきたいと思います。 

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改善すべき思い込み①・・・発音を気にするな!

英会話を習得するにはネイティブなみの発音が必要である。 

日本人は真面目なので「発音が完璧でないと伝らない」と思い込んでいますが、そんなことはまったく無いのです。 

ハーバード・ビジネス・ビューの2012年10月号の記事によると世界人口の約70億人のうち英語を話すのは約17.5億人です。そのうち第一言語として英語使っているネイティブは約3億人。英語を話す人のうちわずか22パーセントしかいません。つまりその他の78パーセントは私たちと同じように第二言語として英語を学んだノンネイティブなのです。 

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このため、トライズでは受講生の皆様に「発音は捨てなさい。」と指導しています。ただしアクセントや強弱を示す「音節」は意識してもらうようにしています。 

例えば「McDonald’s」を例にとってみましょう。 日本人は、これを「マクドナルド」(ma- ku-do-na-ru-do)」と6泊で発声するため音節も6つとなります。 

一方ネイティブはこれに対し「Mc-Do-nald’s」と発声するため音節は3つとなります。 この音節を意識して発声すると、ネイティブにも問題なく伝わるようになります。 こうすることにより、無駄なく、相手に的確に伝わる発声を身につけることが可能になります。 

改善すべき思い込み②・・・難しい英語構文は必要ない!

英会話を習得するには、関係代名詞を活用し、難解な構文を無数に使いこなせるようにならなければならない。 

これも受験英語の弊害からか、英会話を勉強するのであれば、ひとつでも多くの難解な構文を覚え、使いこなさなければならないと思い込んでいる方が多いようです。 

しかし1年で英会話をマスターしたいなら、いくつも言い回しを覚えている暇はありません。目指すゴールは気の利いた会話をすることではなく、英語を使って仕事をすることですから、同じ意味なら言い回しは1つだけ覚えれば十分です。 

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以前紹介させていただいた孫社長の英語も極めてシンプルで、例えば「Today’s topic is・・・」や「That is fact」など、簡単で分かりやすい言い回しを同じように何度も用いています。 

このことからも、海外でビジネスを行うにあたり難解な構文や難しい言い回しは、多くは必要ないことがお分りいただけると思います。 むしろアウトプットの場で双方向のコミュニケーションをする際は、分かりやすい英語を話すために「長い文は作らない」をルールとしましょう。 

1年後に英会話を確実に習得できている人の習慣ってどんなの? 

上記の思い込みを排除した後、具体的に無駄のない英会話の習得へと進んでいくわけですが、ここで英会話をマスターできる人の習慣を解説していきたいと思います。 

結論から言えば、1年間で「通用する英会話」を習得できる人の習慣は 

  • 「きちんと振り返りをする」
  • 「週12時間以上学習する」
  • 「自己流を捨てる」   
  • 「ポジティブに、積極的に話す」 

の4点に集約されます。 

具体的に見ていきましょう。 

「きちんと振り返りをする」 

学習をやりっぱなしにするのではなく、1日単位や週単位で振り返りをして、常に改善を意識しながらPADCサイクルを回せる人です。特に「C」と「A」をきちんとできる人は早いスピードで伸びていきます。 

トライズでは専門のコーチングスタッフが「C」と「A」を的確に行うため、スタッフからのアドバイスを受けつつ、素直に自分を客観視できる生徒は特に驚異的な速さで成長して行きます。 

「週12時間以上学習する」 

トライズでは1年間で1,000時間勉強するわけですから、1週間で約20時間の勉強を継続することが基本となります。ただし、忙しい社会人の方であれば、「繁忙期なので、どうしても週に20時間を確保できない」ということもあるでしょう。 

その場合でも、「週に12時間」をなんとか確保できれば、学習効果は維持できます。 

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トライズの受講生たちの学習記録を見ても、週に12時間を切ると、学習効果がほぼなくなってしまうことがわかっています。ですので、どんなに忙しくても週に12時間は必ず確保するつもりで臨んでください。 

「自己流を捨てる」 

先ほどの思い込みも含め、自己流を捨てられる人は速いスピードで伸びます。 

トライズではシャドーイング超高速英作文という確固たる学習術があるのでこれを素直に実践すれば必ず1年後に通用する英会話はマスターできます。 

シャドーイングについてはこちらの記事と動画で詳しく説明しています。

  1. 社会人英語学習者のためのスキル別「最短最速の英語力トレーニング法」
  2. シャドーイングは何のためにやるのか

一方、自己流にこだわる人は、必要のない単語を暗記したり、他の学習方法に手を出したりします。そして結局無駄な時間を費やすだけで、肝心の英語の運用力は伸びません。 

このため、目的に向けて効果が薄いと考えられる学習法を捨てる潔さと、効率が良いとされる勉強法を積極的に取り入れられる素直さが鍵になると言えるのです。 

「ポジティブに、積極的に話す」 

せっかくグループレッスンに参加しているのに、発言せず黙っているような人はなかなか伸びません。逆に話せば話すほど伸びると考えて、アウトプットの場では自分から積極的に話そうとする人はその分だけ英語運用力が伸びていきます。 

また、アウトプットの場で「今のは通じなかった。」と落ち込む人より、少しでも通じたら「自分は結構話せるじゃないか。」と前向きに考える人のほうが自然と積極的に話すようになるので英会話マスターするのも速くなります。 

自分が知っている単語で、なんとか話してみようと常に努力することが大切といえます。 

社会人が1年間で1,000時間を抽出させるために必要なこと 

先ほども申し上げましたが、1年で1,000時間の勉強時間を確保するとなると、1週間あたり約20時間が基本となります。 

この約20時間を何としても守り抜けるかどうかが鍵となります。どんなに忙しくて緊急の用事が入ったとしても最低12時間は確保しましょう。 

勉強時間の確保は週単位で計画を立てることが基本となります。この計画は勉強時間だけで計画を立てるのではなく、仕事やプライベートも含めた計画表の中に英語を勉強する時間を1日約3時間、週にして約20時間入れていくことが大切なのです。 

この時に、注意したいのは、週末まとめはNGです。確かに社会人の方なら「平日は忙しいので、土日だけで20時間の勉強時間を確保しよう。」と計画したくなるものです。 しかしながら、平日のうち、英語に触れない日を何日も作ってしまうと、せっかく身につけた発音や英語を聞き取る感覚が、著しく鈍ってしまいます。 

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ですから隙間時間を使ってでも、少しずつでもいいから毎日シャドーイングや超高速で作文を行い、時間をかけずに何度も繰り返すことが大切だと言えるのです。 

トライズでは、こうした理由からレッスンの日程はあえて、「◯曜日の◯時」というように決めています。こうすることで英語に触れるリズムを修正することができ、良いサイクルへと軌道修正していくことが可能になるのです。 

また、1週間のうちに予備日を確保しておくこともオススメです。なぜなら、突発的な出来事や、急な残業、体調不良など、予期せぬ出来事が起きてしまった場合、フレキシブルな計画であれば、週のうちに修正が可能となりますが、柔軟性のない計画ですと、翌週に持ち越すことになってしまうからです。 

「先週のツケを今週に、今週のツケを来週に」という悪循環を繰り返していくと勉強のモチベーションも下がり、計画を立てることすらやめてしまいます。 そうならないためにも予備日を設けておくことは大変重要なことと言えます。 

ここまで読んでこられた方は、「そうは言っても1日3時間の確保って難しくない?」と思われたかもしれません。そこで、勉強時間の捻出方法を以下にまとめましたのでご覧ください。 

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1,早起きして朝の時間を使う 

 夜の時間は得てして、残業が入ったり家族の急な用が入ったりして不確実性が高い時間となりがちです。その点朝の時間は誰にも邪魔されず、急な用が入りにくい時間帯となります。朝は苦手という方も多いかもしれませんが、「この1年間、1時間だけ」ということであれば、なんとか頑張れるものです。 

2,通勤の時間をフル活用する 

通勤時間は大変貴重な勉強時間です。教材となる映画や音声をスマホに入れてシャドーイングするなどして活用して下さい。 

都内で働くサラリーマンの平均通勤時間は58分です。つまり通勤時間を有効に確保できればお往復で1日2時間の勉強時間を確保することが可能となります。 

3,隙間時間を逃さない 

これはトライズの受講生も実際に行っていますが、映画のスクリプトをスマホで写真に撮り、いつでも見られるようにしておいたりして、常にシャドーイングや超高速英作文が始められるようにしています。 

せっかく時間ができたのに、「手元に必要なものはないから学習できない」という状況を発生させないことが隙間時間を活用するための鉄則です。 

まとめ

今回はPDCA英語術の内の「Do」の部分についてお話させていただきました。厳しい言い方をしてしまったかもしれませんが、英語を話せるようになるためにはまず今までの学習方法を変える必要があるのです。

トライズでは一人ひとりに専属コンサルタントが付き、それぞれに合う適切な学習方法を提案し、1年間英語を学習することで、本当に話せる英語力を身につけることができます。気になる方はトライズ公式サイトを御覧ください。