【PDCA英語術】トライズ創業者三木雄信が考える、英会話習得には明確なゴールを設定すべき理由と、最適な教材・勉強法を選択すべき重要性

英会話 トライズ 三木雄信 英語学習法

以前の記事(【社会人必見】トライズが最重要視する、これからの日本人に必要な「英語運用力」とは?)で、従来の「英語力」と「英語運用力」の違いについて説明させていただきました。今回の記事ではこれらを踏まえて、「Plan」つまりどういうことに気をつけて英会話の勉強の計画を立て、進めていけば良いのかをお伝えします。

明確な「ゴール」を定め、適切なプランを立てよ

「そもそも、あなたはなぜ、英語を身につけたいのですか?」 

トライズでは英会話習得に向けてのコーチングにおいて、この答えを最も重要視しています。 

なぜなら、その答えによって英語の勉強法が大きく変わってくるからです。 特に社会人の方であれば英会話を習得したいと思う動機も千差万別と言えるでしょう。 

例えば「英語を駆使して、海外の医療現場でも活躍できるようになりたい。」と思うのであれば、ビジネス英会話を学んでも、直接的な効果を発揮するとは言えません。 

英会話 トライズ 三木雄信

ちなみに私、三木雄信は、かつて孫社長のもとで秘書室長をさせていただいていましたが、当時の私は「海外のビジネスマンと同等に渡り合い、自分の任務を全うしたい。」と言う願望を持っていました。この時にもし仮に、英語の小説で用いられる叙述的な表現を1年間かけて必死に身につけたとしても、当時の私にとって必要な目的を果たすことはできなかったでしょう。 

ですから、ゴールを明確にすることが最も大切です。なぜなら、そこから適切な教材や勉強法が決まってくるからです。 

しかしながら多くの社会人の方は「ゴール」を曖昧にしたまま、ふわっとした勉強プランのもと、漠然と英会話を習得しようと勉強を進めているのです。 これが英語の勉強を挫折に導く大きな原因となるのです。 

トライズでは明確なゴールを設定する

こうした挫折を回避させるべく、トライズでは、本人の目的やゴールを明確にし、そこから逆算することで、受講生のゴールとレベルに合わせて1年間分の教材からなるロードマップを考えていますので、「IT関係者ならこの教材」「会計の仕事をしている人ならこの教材」と言うオススメ教材のストックも当然ご用意させていただいています。 

英語は道具です。 「英語を使って何をしたいのか?」「英語を使ってどうなりたいのか?」

ここを明確にした上で、目的とするゴールを定めることこそが、皆さんが1年間1,000時間で「通用する英会話」を習得されるまでの道のりをシャープにさせます。トライズ式コーチング英会話スクールは、そうした概念のもとプログラムされています。 

英語を「読む・書く」は捨てて、「聞く・話す」に集中する 

英語を勉強していただく上で、もう一つ考えていただきたいことがあります。 それは、英語という道具を用いて目的を果たすために「何を勉強して、何を捨てるか。」ということです。 

確かに、英語の総合力を高めるため「読む、書く、聞く、話す」の全ての能力を完璧に勉強できれば、それが最も理想的な勉強法と言えます。 

しかし、忙しい社会人の方が時間を有効に使って英会話を習得するためには、限られた時間の中で素早くPDCAを回し、最短最速でゴールに達する必要があります。そのためには無駄なことはやらないと言う割り切りが必要です。 

つまり、英会話の習得に向けて重要なことは「優先順位を明確にする」ということです。 それでは現代において上記の4つの能力のうち、どの能力がどのくらい必要かを具体的に見ていきましょう。 

英会話 トライズ 三木雄信

英語を「読む」能力について

まず「読む」ですが、これは日本人にとっては、自動翻訳機にかけて日本語で読む方が、自力で解読して行くよりも圧倒的に早く情報の処理が可能となります。このため「読む」の能力を高めることは優先順位としては劣後します。 

英語を「書く」能力について

次に「書く」ですが、これも自動翻訳機の活用が可能ですし、最近ではネットや本から英文メールのテンプレートが紹介されており、一から文章を書くという能力がなくても、以前より意思疎通がしやすい時代となりました。 

英語を「聞く」「話す」能力について

それでは「聞く・話す」について説明します。 

最近ではビジネスの現場においても海外に向けてプレゼンをする機会が増え、プレゼン後の質疑応答の時間が重要視され、プレゼンの評価を決定づける要素が強くなってきました。 

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質疑応答の時間で高い評価を得るためには、相手の質問を的確に「聞く」能力とそれに対して自分が知っていることの中で最も適切な言葉や表現を用いて、即座に「話す」能力が必要とされます。

また英会話を用いて、人脈を構築して行く上においても、相手との会話を弾ませるためには、この「聞く・話す」の力は必須と言っても過言ではありません。 

つまり、この「聞く・話す」の能力を高めることに特化させることこそが、皆さんが英語を使って目的を果たす上で最優先すべき課題であることが見えてくると言えるのです。 

トライズ式コーチング英会話スクールでは、この「聞く・話す」に最も重点を置いたプログラムをご提供しています。 

やるべきことは「シャドーイング」と「超高速英作文」 

それではこうした「聞く・話す」の能力、すなわち「英語運用力」を高めるためにはどうすれば良いのでしょうか。 

これに対して、やるべきことは2つです。それは前回の記事でも少しだけ触れましたが「シャドーイング」と「超高速英作文」です。 

シャドーイング 

シャドーイングとは、耳から聞こえてくる音声を、少し遅れて追いかけながら、真似して口に出す英語の練習法です。 

「聞く+発声する」を同時に行うことで、コミュニケーション必要な「聞く+話す」の土台をしっかり固めることができます。 シャドーイングをする意義は、音声認識ができるようになり意味理解と繋げることが可能であることです。 

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実際にシャドーイングをする時は、まず音だけに集中しワンフレーズごとにシャドーイングします。次にスクリプトで内容を確認し、また同じフレーズをシャドーイングします。 こうすることで「音声認識+意味理解」をセットにすることが可能になります。 

世の中には英語を聞き流すだけで英語が身につくという英語教材も存在しますが、それでは音声認識ができたとしても、実際にどういう意味なのかが理解できないため社会人の英会話勉強法としては不向きであると言わざるを得ないのです。 

シャドーイング教材

そこで、シャドーイング入門者の方のオススメ教材は「映画」です。その中でもスクリプトが手に入るものを選んで教材としましょう。 

映画のストーリーから意味を理解しつつ、音声だけを頼りにシャドーイングをしていただき、スクリプトを確認することで「あぁ、このシーンでは具体的にはこういう言い回しが使われていたのかぁ」という新たな発見に出会います。これを繰り返すことで意味理解をさらに深める。こうすることで聞く力を楽しみながら徹底的に磨いていただくことが可能になります。 

その上、映画では市販の英語教材とは異なり英語圏で生活する人たちの普段の会話に近い言い回しが多く用いられており、日常会話からジャンルによっては専門的な会話を学んでいただくことが可能なため最適な教材と言えます。 

シャドーイングにオススメの映画5選

ちなみにトライズの受講生に人気なのが『プラダを着た悪魔』です。ファッション業界が舞台となっていますが、実際に登場人物が行なっているのはビジネスそのものであり、どんな業界でも役立つ表現方法やフレーズが沢山用いられています。 

その他、マネジメントには『マネーボール』、医療・医薬系には『サンキュー・スモーキング』、金融系には『ウォール街』、法律系には『ザ・ファーム法律事務所』など、目的に応じて、それぞれ適切な教材とされる映画のジャンルも変わってきます。 

映画を教材としてシャドーイングによる勉強法を行なっていただく上で、気をつけていただきたいポイントがあります。 それは、映画をいくつもやろうとせず、1本の映画を繰り返して学習していくということです。 

トライズの受講生たちも、1本の映画を完璧にシャドーイングできるまで、6ヶ月から8ヶ月はかかります。それくらい徹底して繰り返せば、自分でも驚くほど英語に耳と口がついていくようになります。 

超高速英作文

「超高速英作文」を身につけるにはそのものズバリの教材があります。『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(森沢洋介/ベル出版)シリーズです。トライズの受講生もこれをよく使っています。 

必要なときにさらさらと英語が口から出るように自動化するには会話でよく使うシンプルなフレーズだけを丸暗記し、短い言い回しだけで英語を運用するスキルを磨くことが重要です。 

この「超高速英作文」についてもいくつもの参考書をつまみ食いするよりも、1冊の教科書を何度も繰り返して学習して行く方が、確実に身になりますので、忘れないでくださいね。 

シャドーイングと超高速英作文については動画でも詳しく説明しているのでぜひ御覧ください。

アウトプットする場を作れ!

こうした効果的な勉強法で英会話に必要な力をつけたら、今度は伝える場に身を置くことが大切になってきます。 当然、そうした場ではせっかく勉強してきたことが、相手に上手く伝わらなくてもどかしい思いもすることになります。 

しかしそうした伝わらない経験が英語の能力を大きく伸ばします。その伝わらない経験こそが「伝えたい!」と言う気持ちを強くさせ、上手く行った時は「伝わった!」と言う喜びに変わって行くからです。 

また、1年間で自分が目指すゴールに到達するには、アウトプットもできるだけゴールに合った内容にするのが鉄則です。 例えば、ビジネスパーソンが選ぶなら、ビジネス経験のあるネイティブ講師がいる英会話スクールを選ぶのが理にかなっています。 

英会話 トライズ 三木雄信

トライズ のネイティブ講師はビジネス経験がある

こうした理由からトライズでは、ビジネス経験のあるネイティブ講師しか採用していません。そしてレッスンでは、受講生のゴールに合わせて、仕事や業務の内容に沿った実践的なコミュニケーションをします。英会話スクールを選ぶときは、「自分のゴールにあった英会話ができるか」という点も重視しましょう。 

また、すぐに教える講師の前では、生徒は成長しません。「どのようにして伝えたら良いだろうか。」こうしたことを試行錯誤しながら訓練を続けてきた生徒は確実に力をつけていきます。

トライズに通う受講生が確実に1年で話せるようになるのも、ネイティブ講師達が「インプットをどう使えばいいか」お本人に考えてもらうコーチング型のアプローチを実践しているからです。 

まとめ

今回はPDCA英語術の内の「Plan」の部分についてお話させていただきました。トライズでは一人ひとりがそれぞれのゴールを明確に設定し、専属コンサルタントと一緒に適切な教材や勉強方法を選び、1年間英会話を学習することで話せる英語力を身につけることができます。気になる方はトライズ公式サイトを御覧ください。