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三木雄信が孫社長から学んだ高速PDCAとは?
今回は、私、三木雄信がソフトバンク時代に孫正義社長から学んだ超高速PDCAについて、お話ししてみたいと思います。
今から考えてみると、当時から孫社長の仕事術は、忠実にPDCAを回される、PDCAの申し子のような方でした。その仕事ぶりは皆様もご存知の通り、これまでの常識を覆し、周囲どころか世間をアッと驚かせるような桁外れなことばかりでしたが、その孫社長の秘書室長と言う立場で働く私、三木雄信は彼の無茶振りに必死に応えなければならず、大変な毎日を過ごしていました。
こうした日々を繰り返す中で、孫社長を徹底的に分析してできたのが今回ご説明させていただく高速PDCAです。この高速PDCAは従来のPDCAとどこがどのように違うのかをご説明させていただきます。
まず、従来のPDCAは次の通りです。
- 計画
- 実践
- 検証
- 改善
これに対し、今回説明させていただく高速PDCAは大きく分けて次の8つのステップから構成されます。
- 大きな目標を立てる(週、月単位など)
- 小さな目標を立てる(1日が原則)
- 目標達成に有効な方法をリストアップする
- 期間を決めて、すべての方法を同時に試していく
- 毎日、目標と結果の違いを検証する
- 検証をもとに、毎日改善する
- 一番優れた方法を明らかにする
- 一番優れた方法を磨き上げる
私、三木雄信も、この高速PDCAをフル活用して、日本初の専属コンサルタントつき英会話スクールであるトライズを開設いたしました。 また、トライズのスタッフたちも、この超高速PDCAを活用することで残業ゼロで高い生産性とクオリティの仕事をさせていただいております。
さらに、トライズ式英会話スクールのカリキュラムにつきましても、この高速PDCAの考え方がそのままベースとして存在しています。
皆様にも是非、この高速PDCAを活用していただき、人生で沢山のことを実現して欲しいと、私、三木雄信は心から思っています。
英会話の勉強法でも高速PDCAって役立つの?
ここで皆さんにご質問です。学生から社会人になるまでにかけて、英語に限らず、資格試験や入学試験に向けて勉強する際、果たしてどのような勉強法をされてこられたでしょうか。
多くの方は書店に行って、最も良いと思われる参考書を購入し、試験までの日程を確認します。
試験まであと、3ヶ月でしたら、その参考書を3ヶ月で終わらせることを考えるでしょう。あるいは2ヶ月で終わらせて、残りの1ヶ月は問題集を解きまくると言う計画を考える方もおられるかもしれません。あとは当初立てた計画に沿って、ひたすら勉強を進めていこう計画します。
しかしながら、いざ、勉強を進めていこうとすると、急な用事や、体調の優れない日、家族の病気、あるいは残業なども押し寄せて、計画が先延ばし、先延ばしになってしまいます。その間、勉強法についても何の改善もなされることなく、ただただ時間が過ぎていきます。
借金ばかりが増えていく計画に、自分の勉強に対するモチベーションは下がる一方で、ついには挫折という残念な結果を経験された方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、コーチング英会話トライズ(TORAIZ)の受講生が実践している高速PDCAでは、大きな計画を立てた後、小さな計画は毎日立てますし、改善は毎日行います。
「急な用事が入りにくい時間帯で勉強してみよう。」
「通勤時間はシャドーイングをして勉強時間を確保してみよう。」
「体調を整えるために、ぐっすり寝られる工夫をしよう。」
「残業しないで済むように仕事に効率化を図ろう。まずは、デスク周りの整理からかな・・・。」
思いつく限りの改善策を片っ端から次々に試していき、場合によっては最も良いとされるものに絞っていくようにしていますので、勉強効率は驚異的に上がっていくのです。
忙しい社会人の方々にとって、はじめに立てた計画に縛られて生きるのは拷問に近いほど苦しいものです。ところが、高速PDCAをベースとした、工夫と改善を繰り返しながら進めていく英会話の勉強法は、見る見る勉強効率が上がり、楽しみながら進めることが可能となります。
特にトライズでは専属のコンサルタントが受講生一人ひとりについていますので、検証と改善が的確になされていきます。検証が曖昧だと、その後の改善法もずれたものになります。だから、客観的に見てくれる専門家がクリティカルな効果を発揮してくれる存在となるのです。
高速PDCAを回し続けたら、日本初の専属コンサルタント付き英会話スクールの開設が実現した!
英会話の勉強法とは少し離れますが、ここで、私、三木雄信が高速PDCAを回しながらトライズを開設してきた時のことを、お話させてください。 トライズを始めたのは、私、三木雄信がソフトバンクを退職した後の2015年5月のことでした。従来とは大きく異なる英会話スクールとしてトライズを開設したのです。
「1年で1000時間の英語学習により、使える英語が身に付く」
これがトライズの最大の特徴です。これは私、三木雄信が孫社長のもとで忙しい中でも1年で1000時間という時間をかけて「通用する英会話」を習得したという経験と、学術的な裏付けもあったのですが、
「忙しい社会人が、1年で1000時間も確保できるものか」
という反対が社内外から相次ぎました。
また専属のコンサルタントがつくという方法にも疑問符がつきました。しかし私、三木雄信には勝算がありました。なぜなら当時もパーソナルジムが存在し、値段が高くても結果を取りに行こうとする人は必ず一定数存在するという確信があったからです。
こうした中、私、三木雄信は、出資者の方々に次のことを約束しました。
「1年後の2016年6月には必ず単月黒字にします。」
このことを大きな目標として掲げた私は、まずジムの運営会社の財務諸表を分析したり、フィットネス業界に詳しいコンサルタントから情報を得たりしていました。また、集客のためのあらゆる手段も片っ端から試しました。さらに、広告のチャネルごとに効果とコストを数値で測定しつつ、細かい事業改善を継続しました。
こうして高速PDCAを回し続けた結果、1年後の2016年6月には見事単月黒字化を達成させたのです。
この高速PDCAを実践すれば、周囲が無理だと反対するようなチャレンジでも、自分に経験のない仕事でも、英会話の習得においても、確実に結果を出すことができる。トライズの開設までの経験を通して、私、三木雄信は改めてその効果を確信しています。
トライズの高速PDCAを活用した勉強方法
トライズでは、この高速PDCAを活用し、ステップでカリキュラムを進めていただいています。
コンサルティング
- レベルチェック
- 目標設定
- 学習計画
英語知識のインプット
- スピーキング
- シャドーイング
- レッスンの予習
英語のアウトプット
- オンライン・プライベートレッスン
- グループレッスン
- フリートーク・グループレッスン
進捗確認とサポート
- フィードバックメール(毎営業日)
- プログレスチェック
- Versantテスト
従来の英会話スクールでは上記のうち「コンサルティング」と「英語知識のインプット」を繰り返すばかりでしたが、トライズでは、専属コンサルタントがつくことにより、当初のレベルチェックを踏まえ、受講生の方が1年後に目指すゴールについてすり合わせを行い、まずは適切な計画を立てていただくためのお手伝いをさせていただきます。
つまり、前述した高速PDCAの「①大きな目標を立てる」に該当します。
また毎日の学習を進めていただく中で専属コンサルタントに学習報告をしていただきます。これに対し専属コンサルタントは学習方法に対するアドバイスを行います。これは前述の高速PDCAの「⑤毎日、目標と結果の違いを検証する」に該当します。また「②小さな目標を立てる(1日が原則)」にも少し絡んで来ます。
これにより、日々の学習を正しく、効果的に進めていただくことが可能になります。
英会話習得における超高速PDCAをうまく行うための5つのコツ
上記の8つのステップを効率よく回していくためには以下の5つのコツが存在します。
- 毎日の目標を設定する
- 同時に全ての手段を試す
- 数字で厳密に検証する
- 一番良い方法だけを磨き上げる
- 人の力を借りる
この辺りのことは次回以降の記事で触れながら、明らかにしていこうと思います。
著書 【海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる】 、【 超高速 PDCA英語術 】やコーチング英会話トライズのHPでも学習プログラムの内容をご案内しています。合わせてご参照ください。