孫社長のむちゃぶりを全て解決したら、すごい時間術ができた!

英会話 トライズ 三木雄信 ビジネス術

「時間は人生で最も貴重な資源である」 

これは、私、三木雄信がソフトバンク時代、一緒に仕事をさせていただいた孫社長の生き方の根底にあるものです。 

孫社長は常々、社員達に時間の大切さを語り、仕事においても、プライベートにおいても全てにおいて1分1秒たりとも無駄にしたくないという考え方を徹底されていました。 

確かに、孫社長は常に日本長者番付の上位に君臨する偉大な経営者ですから、世界の名だたる有名人とも人脈があり、経営手腕も抜群。個人資産も圧倒的な額をお持ちです。 

しかし、なんでも持っている孫社長でも手に入らないものがあります。 

それは「時間」です。 

英会話 トライズ 三木雄信

流石の孫社長も、一日を30時間や40時間に伸ばすことができません。ですから、孫社長の貴重な時間をフルに使いきるのが、当時の秘書であった私、三木雄信の役目でした。金や人なら外から調達できますが、時間だけは外から調達することは不可能です。 

だからこそ、私、三木雄信は孫社長と自分自身の時間術を極めるべく、かなりの心血を注ぎました。 

時間術を極めるとは言っても、現在日本中で繰り広げられている「働き方改革」とは大きく内容が異なる次元での効率化を行うことで時間を捻出することが求められていました。 

徹底的に効率化し無駄を無くしその解決策を個人に依存することなく組織として最も効果の高い方法は何かを模索しながら、常に進化を続けて参りました。 

こうした経験から私、三木雄信は2015年、日本初のコーチング式英会話「トライズ(TORAIZ)」をオープンさせることに成功しました。 

本記事は著書【孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごい時間術】について書いております。今回は、 日本初のコーチング式英会話「トライズ(TORAIZ)」をオープンさせた時の内容について解説していきたいと思います。 

孫社長のもとで学んだ時間術「7つのメソッド」、その内容は? 

私、三木雄信が孫社長のむちゃぶりを解決してできた時間術は以下の7つから構成されています。 

  1. 四半期ごとの「イシューリスト」を作る 
  2. 作業の最小単位は「15分」 
  3. スケジュール管理は「週間」を基本単位とする 
  4. 「1日24時間」でポートフォリオを組む 
  5. 「スキマ時間」を徹底活用する 
  6. 「一次完結率」を意識する 
  7. 「他力本願」をためらわない 

一つ一つ簡単に見ていきましょう。 

四半期ごとの「イシューリスト」を作る 

「イシュー」とは「計画を成し遂げるために何をすべきか」という目的を書き出したものです。「年内にマラソンを走れる体を作る」というのであれば「3月までにはこれ」 

「6月までにはこれ」「9月までにはこれ」「12月までにはこれ」というリストを書き出します。 

作業の最小単位は「15分」 

これまで「会議に1時間」この「学習に30分」と決めて手帳に書き込んできた方も多いと思います。しかしその「1時間」や「30分」に根拠はないのです。実際にそのタスクをこなす時間を計ってみると、意外にも15分程度で済んでしまうこともあります。だからこそ15分単位で見直すことが重要であると言えます。 

スケジュール管理は「週間」を基本単位とする 

人間が管理できる数字は「7」であると言われています。ですから2週間単位や1ヶ月単位で管理しようとすると、管理できなくなるのです。毎日PDCAを回しつつ、概ね1週間でのスケジュール管理を徹底することで、効果的な計画と振り返りが可能となります。 

「1日24時間」でポートフォリオを組む 

時間には「消費」「投資」があります。また、「仕事・趣味・勉強・家族・休憩・娯楽」これらをバランスの良いポートフォリオで組むことが、長続きさせるための秘訣となります。 

「スキマ時間」を徹底活用する 

私、三木雄信がソフトバンク時代に英語が全くできず孫社長に大恥をかかせてしまった経験があります。こうした中、多忙に多忙を極めつつも何とかして英会話を習得する時間を作らなければなりませんでした。通勤時間、昼食休憩、トイレ休憩の小さなスキマ時間の積み重ねが、1年後2年後に大きな効果を発揮します。 

「一次完結率」を意識する 

会議一つにしろ、メール1通にしろ、全て1回で完結させることが基本中の基本です。「手戻りをなくすためにはどうすれば良いか」を徹底させることで、無駄な時間が軽減されていきます。 

「他力本願」をためらわない 

孫社長は人の力を借りる天才です。「山を登るならシェルパを雇え」。知らない道を進むなら、その道に長けた人材の意見をためらうことなく取り入れることも時間をフル活用させるための重要なファクターとなります。 

これら7つのメソッドについては、次回以降の記事で具体的に説明させていただきますので、楽しみにしておいてください。 

英会話 トライズ 三木雄信

7つのメソッドを活用してトライズをこんな会社にした! 

先ほども少しだけ触れましたが、私、三木雄信が開発したコーチング式英会話スクール「トライズ(TORAIZ)」は、この7つのメソッドが根底となり現在の形が出来上がりました。 

私、三木雄信は創業時から「残業しなくても成長できるビジネスモデル」を目指してきましたが、おかげ様で、創業後1年後には黒字化を実現させ、残業ほぼゼロも達成いたしました。それを達成したのは上記の7つのメソッドを根底としつつ「仕組み」にフォーカスしたからです。

その仕組みのポイントは下記の3つです。 

  1. 社員とお客様はイコールパートナー
  2. 過剰な業績主義を取らない 
  3. 朝会で仕事の負荷を分散する 

またコンサルタント達には、わからないことがあれば、過去に同様の受講生を担当したことがあるコンサルタントに話を聞いて、成功事例を共有するよう指導しています。こうすることで、悩む時間が減り、思い込みで仕事をする時間も減り、時間の効率化が測れます。 

具体的な内容は今後の記事で明らかにして参ります。 

孫社長の秘書を務めた経験から生まれた時間術が、不可能を可能にした。 

私、三木雄信が一人一人に専属コンサルタントを付けた日本初のコーチング式英会話 「トライズ(TORAIZ)」 を始めると決めた時、周囲からは多くの反対を受けました。 

「1年で1000時間なんて忙しい社会人には無理だ!」 

「専属コンサルタントがつくのなら、それだけ人件費が高くなるから成り立たない!」 

既存の常識を覆す計画を発案しようとする時、常に批判はつきものです。しかしながら、私はこの時間術を駆使した結果、2015年春にサービスを開始した1年後には、早々に黒字化を達成しました。 

学習拠点となるセンターも、東京・神奈川・大阪など計13カ所、受講生数4000人超となるまでに規模を拡大しました。同時に私の会社では、社員のほぼ「残業ゼロ」も実現しました。全センターの1ヶ月あたり平均残業時間は約4時間です。もちろん、経営者である私も、毎日定時に帰っています。こうして「最速で最大の成果」を出せたのも、孫社長のもとで組織全体の生産性と効率を高める時間術を学んだおかげです。 

英会話 トライズ 三木雄信

まとめ 

現在の日本では、「働き方改革」の掛け声掛け声のもと、多くの企業が仕事の効率化や生産性向上に取り組んでいます。しかし、そのほとんどは「個人が自分の努力で仕事の生産性を上げなさい」と言うものです。はっきり言いましょう。それは正しい働き方改革ではありません。 

必要なのは、個人の頑張りに依存するのではなく、組織で時間を効率化する仕組みを作ることです。 

今の「働き方改革」は、例えばカスタマーサービスセンターのオペレーター達に「早口で話して、時間を短縮させなさい」と言っているようなもの。サービスと顧客満足度、それから仕事の品質を高めつつ残業ゼロを実現させる。そのために必要な解決策を個人に押し付け会社が管理するというやり方では従業員のモチベーションは落ちて当然です。また、効果的な改善策が取れないのも当然です。 

もちろん、これは英会話の学習においても言えることです。たった一人で愚直に頑張ろうとするのではなく、トライズの専属コンサルタントという専門家のチカラと、トライズのシステムとツールをフル活用して、是非とも人生の早い段階で、あなたの人生における最も重要な資産である「時間」を効率化していただければ、幸いです。 

次回からは7つのメソッドの一つ一つについて、より具体的に解説させていただきますので、お楽しみに。