【高速PDCA】「6:3:1の法則」で最速で最善策を見つけ出せ!

英会話 トライズ 三木雄信 PDCA仕事術

ソフトバンクが4期連続赤字だった理由 

私、三木雄信がソフトバンクにいた当時、ソフトバンクは2001年から2004年までの4年間は連続赤字となっていました。 

そしてその後、黒字転換し、一気に急成長を遂げたのでした。 

なぜ、このような結果になったのか。

当時、我々はドコモを抜いてナンバーワンになるという大きな目標がありました。 

そのためには、たった1つの戦略だけを試したのち、それだけで勝負する一本勝負戦法では到底太刀打ちできる相手ではありませんでした。しかし、勝てる可能性のある手法をできるだけ多く試し、最も良い方法に磨きをかければ、不可能ではないと考えたのです。 

数多く試した中で、小さな成功を見逃さず、少しでも結果につながりそうなものがあれば、数も場所も広げて大々的に横展開すると言うのが孫社長の考えでした。 

そのため我々は、4年間は赤字を前提にすべての方法を試し、5年目は確実に利益を出せる1番良い方法だけに切り替えたのです。 

その結果、2005年度の売上高はいきなり1兆円の大台を突破。翌年度には2倍以上の2兆5000億円へと大きく伸びました。 

このように、多くのことを試したのち、最も良い方法に資源を投下するという方法は、あらゆるところで爆発的な成長を遂げることが可能なのです。 

この考え方は英会話の勉強においても使えると思いますので是非ともご活用ください。 

良い方法を磨き上げる6:3:1の法則 

先ほどの手法により最も良い方法が見つかったら、そこにあらゆる資源を投下していくことが大切です。 

ただし一番気をつけたいのは、最も良い方法が見つかったら、人は、時代が変われど年齢が変われど、今度はその手法だけに依存してしまう傾向があることです。 

これは皆さんの職場でもあることではないでしょうか。右肩上がりの経済成長期に、一人でも多くの顧客と面談し、優秀な営業成績を達成した人であれば、インターネットがこんなに普及している時代であるにも関わらず 

「営業は足で稼げ!」 

と言って部下を叱咤激励し会社のホームページの手入れすら、ろくにしていない人も多くいると思います。 

しかし、それが現代にピタリと当てはまるかと言えばなかなか疑問符がつくことですが、こうしたミスマッチがなぜ起こるかというと、それは過去の成功体験に固執し、良い方法に依存した結果、そこからさらに磨きをかけたり、そこからさらに良い方法を探るといったことを怠ったからなのです。 

では、どうしたら良いのか? 

「6:3:1の法則」で常に最善の方法を手に入れることをオススメします。

英会話の勉強法を例にとって話してみましょう。 

まず、皆さんがAという勉強法で勉強時間の100%を費やしていたとしましょう。その後、「人間の脳を検証した結果、Bという勉強法も有効らしいぞ」という情報が出た場合、まずは10%だけ切り替えてみます。 

その後、Bという勉強法が楽しく、結果を残せる勉強法だと分かれば、今度はBという勉強法を全体の30%に増やしていきます。 

そしてさらに、今度はトライズの専属コンサルタントから新たに「Cという勉強法も効果的ですよ。よろしかったら取り入れてみてください。」とのアドバイスを受けたとします。 

そうするとCという勉強法に使う時間として、Aの時間から10%だけ取り入れみてください。その結果、勉強法ABCを「6:3:1」に分けて最善策がどれか試すことができます。 

こうすることで、勉強法を1から全て変えて、どっちつかずの勉強法を行うのではなく、中心軸をぶらすことなく進化を遂げる勉強法が確立する訳です。 

皆さんも是非取り入れてみて下さい。

人の力を借りてもっと速くなる 

私、三木雄信がソフトバンクにいた頃、孫社長を見ていて気づいたことは他にもあります。それは、孫社長は人の力を借りるのが本当に上手かったということです。 

特に、ビジネスにおいて新しい課題に挑戦するときは必ずその道の専門家を味方につけて、その人の意見を素直に取り入れていました。つまり新しい山に登るときは、その山をよく知っている人を雇うという「マウンテンガイド理論」です。 

私どもが運営するトライズには、「通用する英会話を習得する」という新たな山に挑戦される方が集まってきます。そうした方々にとって、最適なコンサルタント、つまりマウンテンガイドがトライズには多数存在します。 

ただし、受講生の中でもトライズのコンサルタントをうまく活用できている人とそうでない人がおられるのも確かです。 

トライズのコンサルタントをうまく活用できている人は、ほぼ例外なく次の3つを持っています。 

  • 素直さ 
  • 熱意 
  • ビジョン 

一つ一つ具体的に説明していきましょう。 

素直さ 

先ほどの例でも示した通り、孫社長は社会的な認知度や経営手腕は世界中でもトップクラスの経営者です。しかし、あらたなジャンルに挑戦しようとするとき、彼よりもそのジャンルを熟知している人材は多数存在します。だから孫社長は、新たな挑戦を行う際は必ず「マウンテンガイド」を雇うのです。 

トライズにも、優秀な経営者の方や、医者や、弁護士など、まさにその道のプロフェッショナルと言える方々も多数受講されます。 

しかしながら、こうした受講生の方々も英会話の習得においては専門家ではないという認識を持っておられ、我々トライズの専属コンサルタントのアドバイスを本当に素直に取り入れつつ、毎日の英会話の学習に活用していただいております。 

その結果、当然、Versantの成績も見る見る上がり、通用する英会話を早いスピードで習得されます。 

こうした素直さは、どんなに成功した人にとっても必ずといって良いほど、武器となると、私、三木雄信は考えます。 

熱意 

次に大切なのは熱意です。例えば皆さんが、誰かから相談を受けたとします。 

そうした中で、例えば、「なんだかよく分からないけど、とりあえず来てみました。」という、あまり熱意が感じられない方が相手ですと、相談された側としても何をどう提案し、どのようにサポートしたら良いのかわからずに、困ってしまうものです。 

一方で、あなたのところに来た相手が、何かに対して強い熱意を持っていて「私、どうしても英会話を習得したいんです!」と言われれば、なんらかのアドバイスをしたくなるのではないでしょうか? 

トライズでコンサルタントを上手く活用できている方もこれと全く一緒です。 

「私、どうしても英会話を習得したいんです!」 

そうした強い熱意をお持ちの方であれば、相談されたトライズのコンサルタントとしても 

「それでは、こういう方法がありますがどうですか?」 

という提案もしやすくなり、それ以降も 

「前回お示しした勉強を試してみて、効果はありましたか?」 

などと、提案とフィードバック、フォローアップがしやすくなります。 

そして、その後も熱意が冷めることはなく、何としても英会話の習得にしがみつこうと努力を続けます。こうした人を応援したくなるのはトライズのコンサルタントに限らず、人間なら誰しもそうした性質を持っているのではないでしょうか。 

当たり前のことかもしれませんが、熱意を持っている人はそれだけ特なのです。 

またさらに、質問する前にあらかじめ自分で調べておかれると、その相談の時間は、より濃密な時間となります。本人が自分なりに調べた結果手にした仮説を持って質問してくれれば、質問された側としても、役立つアドバイスがしやすくなります。 

ビジョン 

「僕は将来、貿易会社を作りたい」 

「私は将来、海外の先進医療と日本の医療の橋渡し役になりたい」 

こうしたビジョンを語る方は、トライズでも専属コンサルタントを有効に活用している傾向があります。なぜならば、そのビジョンに応じて、トライズのコンサルタントが提案する教材や勉強法も変わってくるからです。より詳細で、具体性のあるビジョンをお持ちの受講生の方ほど、提案もしやすくなり、その傾向はさらに強くなります。 

これは、英会話に限らず、ビジネスの場でも言えることです。 

孫社長は、やりたいことがあれば、大々的に発表してしまいます。それに注目した人の中から孫社長に力を貸したいという人が現れ、可能性を一気に拡大してしまうのです。 

私、三木雄信も「教育事業をやりたい!」とあちこちで話して回るうちに協力者が現れました。 

やりたいことがあるなら、遠慮せず口に出してしまえばいい。そうすることで思いがけないところから協力者が現れるものです。 

まとめ

高速PDCAについては今回で最後となります。まずはご自身が始めやすいものから取り組んでみて徐々に高速PDCAを回せるようになればきっとあなたの人生は今よりも良いものになると思います。

そして、皆さんもぜひ、夢があるなら、語りましょう。そして色々試しながら、実践し、達成しましょう。 

この記事を読んでいただいた方が、思いを実現されることを、心から願っています。 

また、英会話コーチング トライズではご紹介した高速PDCAをコンサルタントとともに実践しながら英会話力を身につけることができます。トライズでは英会話力だけでなくビジネスマンとしてのスキルも身につくので、興味のある方はトライズ公式サイトを御覧ください。