【高速PDCA】数字で語れない者は去れ!物事を数字で考えることの重要性について

英会話 トライズ 三木雄信 PDCA仕事術

前回までの記事で「アイディアは可能性あるもの全てを一斉に試す」(【高速PDCA】良いと思われる方法は全て同…)ということをお話しました。

今回は、「結果が出ない人は、自分のことが見えていない」ということをお話しします。 

トライズでのサポート方法

「結果が出ない人は、自分のことが見えていない」 というのは当然、英会話の勉強においても見事に当てはまります。しかし、自分一人で自分を客観視するということは大変難しいことです。一人で学習をしていると、迷いや思い込みから間違った方向に進んでしまうことがあります。 

そこでトライズではプロの専属コンサルタントが以下のようにサポートいたします。 

フィードバックメール(毎営業日) 

受講生の方々には専用のシステムを利用して学習した内容をご報告いただきます。これに対しトライズの専属コンサルタントが、フィードバックメールをお送りいたします。内容は学習に対するアドバイス、お役立ち情報などです。アドバイスの基準になるのも「何時間勉強できたか」「小テストは何点上がったか」などの数字が根拠となるものが多いです。日々のサポートにより、いつも隣で伴走者が付いていてくれるような感覚になり、正しい方向とペースで学習を進めていただくことが可能です。 

プログレスチェック(2週間に1回) 

トライズの専属コンサルタントと定期的にマンツーマンの面談を行っていただきます。面談ではスピーキングやリスニングが主となります。これにより、学習が正しく進んでいるかが確認でき、アドバイスや軌道修正により、進捗状況を正しい方向に向けていただけます。 

Versantテスト(毎月1回) 

日本の大手商社や外資系企業、アメリカ大使館の採用試験などで導入されている英会話テスト「Versant」を受験いただきます。トライズでは英会話力の成長を測定する指針の一つとしてこの「Versant」を使用しています。 

内容はスピーキング、ライティング、もしくはこれにリーディングも追加された総合テストのプレイスメントテストというものがあります。 

スピーキングの中でも音読復唱質問文の構築話の要約自由回答6種類があります。 

他社と違い毎月1回の実力チェック

英会話スクールによっては、TOEICVersantの受験を3ヶ月に1回もしくは、半年に1回という風に指定しているところもありますが、トライズではあえて毎月1回「Versant」を受験してもらっています。 

その理由は、このテストを受けていただくことが、現在地と目的地までの距離を測る上で、最も数字で検証しやすい指標となるからです。 

数字で検証することによって、数字の裏にある背景や因果関係を把握することができ、勉強法の改善に役立てていただけます。 

数字で検証することの重要性 

 「数字で語れない者は去れ!」 

私、三木雄信がソフトバンク時代に一緒に仕事をさせていただいた孫社長はいつもこのように言っていました。冒頭でも、結果の出ない人は自分のことが見えていないと申し上げましたが、これは多くの人に当てはまることです。 

むしろ自分のことを数字で語ることができる方の方が少ないと思います。 

例えば昨日、 


  • あなたは何時間の睡眠をとりましたか? 
  • 何時間テレビを見ましたか? 
  • 何時間スマホを触っていましたか? 
  • 何時間を通勤の時間として消費されていましたか? 
  • 食事には朝昼晩で何時間費やしましたか? 
  • 入浴は何分でしたか? 
  • そして勉強時間はどのくらい確保することができましたか? 
  • それらの生活を1週間に換算するとどうなりますか? 
  • 1ヶ月では?1年では? 
  • その先に、あなたの望む未来はありますか? 
  • あなたが希望とする目的地にたどり着きそうですか? 

こんな質問をされると多くの方が「うるさい!もう、いい!」となると思います。むしろこんな質問をしてくる人は、あまり好かれる傾向にはないかもしれません。 

しかし、ここがポイントなのです。 

あなたの中の、特に忙しい社会人の方にとって重要な資源である「時間」をどのように使っているのか。このことすら正確に数字で語れる人はごくごく少数派なのです。 

しかし、ここをだけでも数字で語れるようになれば、あなたはきっと見違えるような成長を遂げると思います。目標を持って、それに向かって進んでいくということは、楽しくもありますが、お金や時間をはじめ、管理しなければならない資源や問題が山ほど出てきます。 

まずは時間を数字で語ることから始めてみてはいかがでしょうか。 

数字で考えることは自分で考えること 

「今月も数字が行ってないじゃないか?」
「この数字はどうなっているのか?」 

こんなことを上司から言われ、うんざりしたという経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?あるいは実態を把握する上で数字の用いることが困難なケースなどで、悩んだ経験をお持ちの方もあると思います。 

実は私、三木雄信もソフトバンク時代にこんなことがありました。「Yahoo!BB」コールセンターで責任者をしていたときのことです。 

当時、電話オペレーターの仕事ぶりをチェックし、顧客満足度を高めるために数字を使いました。 

クレームが入るたびにオペレーターに内容を聞こうとすると「電話が繋がった瞬間から怒っておられました。」「そういうお客様だったので仕方がありません。」「少し変わったお客様でした。」などという返答が返ってきました。つまり、自分の仕事の品質には問題なく、たまたまそういうケースに遭遇した、と言いたいのでしょう。 

これではオペレーターの仕事の品質を正確に測ることも改善することも困難だと考えました。 

そこで、私、三木雄信はだったらお客様の一人ひとりに、オペレーターの仕事の品質が良かったかどうか聞けば良いと思いつきました。 

そして、コールセンターに連絡してきた人たち全員に、メールでアンケート調査を実施する仕組みを作りました。 

こうすることでオペレーターたちは自分の点数を上げるためにはどうすれば良いかを考え始め、自らの仕事の品質改善に努めるようになりました。 

英会話の学習においても、これらと変わることは全くありません。 

学生の頃、英語のテストの点数を親から注意され、親子で大げんかになったなんてこともあったでしょう。しかし数字はそうした衝突を生み出すものではなく、自ら考える上での客観的指針であり、自ら改善するためのヒントに過ぎないのです。 

このことを踏まえ、仕事においても英会話の勉強においても、顕在化された数字は、どうか無視することなく、改善のために役立てて頂きたい。私、三木雄信は心からそう思っています。

 

具体的な数字の使い方 

それでは具体的に、数字をどのように使えば良いのか、今回は主に2つの方法をお伝えします。 

多変量解析 

こちらは複数の変数から関連性を明らかにするための統計手法です。 

有名なのはアイスクリーム販売を分析した時の事例です。 

「気温が22度を超えると1度上がるごとにアイスクリームの売り上げ個数は倍になる。しかし気温が30度を超えるとアイスクリームの売り上げは半減しかき氷の売り上げが3倍増える」 

こうしたように2つの異なる数字を用いて関連性を導き出す手法です。 

英会話の勉強では、「残業時間と勉強時間は反比例する」「ネイティブの友人が一人増えるごとにVersantの点数が◯点上がる」などの関連性が見えてくるかもしれません。皆さんも、この多変量解析を用いていただければ、日頃の英会話学習の違った視点から見ることがきっと可能となります。 

T字勘定 

貸借対照表をご存知でしょうか。向かって左側の借方に現金・貸付金・商品・設備などが挙げられ、右側の貸方に借入金・自己資本等が記載されます。 

これを応用した形にしたのがT字勘定です。 

時間を例にとってみます。左側に1日24時間を記載します。そして右側には勤務時間8時間、残業時間2時間、睡眠時間7時間、通勤時間往復2時間、朝昼晩の食事合計2時間、朝の身支度や夜の入浴に1時間、となると残り2時間をどのように使うかが鍵となってくることが分かってきます。もちろん、1日のうちにリラックスの時間も必要でしょうから、そうなってくると通勤時間をいかに活用するかが重要になってくることも見えてきます。 

こうして数字を用いて検証を行うと、今まで見えなかったものが見えるようになってきます。

まとめ 

今回は「数字で表す重要性」と「どうやって数値化するか」ということを説明しました。数字は苦手という人も多いと思いますが、まずは身近なことから数値化するよう心がけてみてください。

英会話コーチング トライズでは今回紹介した高速PDCAをコンサルタントとともに実践しながら英会話力を身につけることができます。また、トライズでは英会話力だけでなくビジネスマンとしてのスキルも身につくので、興味のある方はトライズ公式サイトを御覧ください。