【時間術】他力本願をためらうな!そこに成功の秘訣がある!

ビジネス術

前回の記事では、スキマ時間を有効活用することにより、時間を開拓できること、それから一次完結率を高めることが仕事のスピードを上げていくこと。どちらもその重要性と具体的な方法についてお話しました。仕事においても、英会話の勉強においても、十分にご活用いただき、皆さんの人生を望む方向に進めていただけたら幸いです。 

今回は7つのルールのいよいよ最後、「他力本願をためらわない。人の力は遠慮なく借りる」についてお伝えさせていただきます。そして最後にはこれまでお伝えした7つのルールにより私、三木雄信がトライズをオープンさせ、現在に至るまでの成功体験についてお話ししたいと思います。 

ルール7:「他力本願」をためらわない 

孫社長は人の力を借りる天才? 

人の力を借りることにかけては、孫社長は天才的です。 

ソフトバンクを創業するきっかけになったのは、孫社長が米国留学中に発明した「携帯型自動翻訳機」ですが、実はこの時、孫社長は自動翻訳機を自分で発明したのではなく、実際に発明したのは当時通っていたカリフォルニア大学バークレー校の研究者たちでした。 

孫社長はこれをシャープに売り込みその契約料を資金としてソフトバンクの起業に繋げましたが、彼は当然、研究者たちにきちんと当初の契約通り、成功報酬を支払っています。 

他人の力を、相手が「協力していい!」と思える条件でうまく活用する。この方が自分で一から考えて試行錯誤するより、何倍も早く目標を達成できるということを、孫社長は若いうちからよく知っていたのです。 

その後も孫社長は、現・S B Iホールディングス代表取締役社長の北尾吉孝氏や、元みずほ銀行会長の笠井和彦氏、グーグル幹部だったインド出身のニケシュ・アローラ氏を、それぞれ、ここぞというタイミングで取締役や副社長としてスカウトしました。 

山を登るならシェルパを雇え 

このように「今このタイミングで力を借りれば、効率良く最速で目標を達成できる」という人物を探してきて、その人の力を遠慮なく借りるのが孫社長の成功法則です。 

シェルパとは山を登る際の案内人のことを差すのですが、孫社長は新たな山を見つけると、必ずその山に詳しい「シェルパ」を雇い、最短最速の方法で登頂を目指したのです。 

英会話の勉強についても同じことが言えます。 

例えば皆さんが、 

「英会話を1年間かけて習得する」 

という新たな山が見つけ、これに登ろうと決意したとします。 

すると、その山を登ろうとすると必ず山頂に至るまでに通らなければならない難所、事故を起こしやすい場面が必ず存在するものです。 

これに対し未知の状態で、行き当たりばったりで登ろうとする人と、専門家の力を借りて、ペースメイクしてもらいながら、難所を回避しながら、シェルパと一緒に山頂を目指す人とでは、結果に大きな差が出てくるのは当然と言わざるを得ません。 

トライズのコーチング式英会話では、プロの専属コンサルタントがあなたの案内人として、山頂に到達するまで、一緒に頑張っていきます。 

日本では「自分一人の力でやり遂げるから価値がある」という精神論や根性論がまだまだ根強く、独学を美化するような風潮がいまだにあります。 

しかし、登山家がシェルパを雇うことを「ずるい」と批判する人はいないはずです。むしろ優秀なシェルパを見つけて、一緒にチームを組んで山頂というゴールを達成できる人こそ、プロの登山家と言えるでしょう。 

ビジネスや仕事、英会話の勉強についても全て同じです。 

目標を達成するために必要なリソースを持った人を見つけて、上手に力を借りながら会社やチーム全体の成果を最大化できる人こそが、今の時代に求められています。 

こうして私は「残業ゼロで急成長」の会社を作った! 

以上が、私、三木雄信がソフトバンク時代、孫社長からのむちゃぶりを解決してできた7つの時間術の全容となりますが、私はこれらをフル活用したことで、トライズをオープンさせ、オープン後1年経過時には黒字化を実現。その後も社員たちに、ほぼ「残業ゼロ」を実現させることに成功しました。 

トライズではソフトバンク流の時間術とプロジェクトマネジメントの手法を活用し「1年で英語をマスターする」という目標を、確実に達成するためのサービスを提供しているのが特徴です。 

トライズでは、まず本人が「1年後にどうなりたいか」を明確にします。 

「海外の学会で英語のプレゼンができるようになりたい」 

「英語でビジネスの交渉ができるようになりたい」 

こうしてゴールを明確化し、1年で1000時間の英語学習と専属コンサルタントによる徹底サポートで、確実に目標達成します。 

従来の英会話スクールとは全く異なるアプローチでサービスを提供したところ、予想上回る数の受講希望者が殺到しました。 

その結果、2015年春はトライズがサービスを開始した1年後には、黒字化を達成。受講中の生徒は現在約4500人で、学習拠点となるセンターは2020年5月現在で、東京・神奈川・大阪・兵庫・愛知に計13カ所を構えるまでに規模を拡大しました(お近くにセンターがない場合オンラインセンターのご利用も可能です)。 

受講生の学習を支えるコンサルタントは、約60人が働いています。 

しかもコンサルタントの残業時間は、2017年の実績で月平均4.08時間。次の営業日は約22日なので1日に20分ほど残業することもある、と言う程度です。 

つまり、実質的にはほぼ残業ゼロと言うことです。 

組織が「仕組み」を作れば、個人の残業もなくなる 

私、三木雄信は創業時から「残業しなくても成長できるビジネスモデル」を目指してきました。

「社員たちに長時間労働を強制しなければ成長できない会社なら、ビジネスなんてやらない方がいい。」 

その考えは一貫して変わりません。それに、孫社長に学んだ時間術や仕事術を使えば、必ず目指すビジネスモデルが作れると確信していました。 

もちろん、トライズのサービスを開始した直後は、コンサルタントから「残業しないと仕事が終わりません!」という意見もありました。 

こうした意見が出た時、今の日本の会社では「お前の工夫と努力が足りないからだ!」と個人に押し付けてしまう風潮があり、社員にとっては「結局私の意見は通らないのね。」との解釈につながり、会社を愛する気持ちもモチベーションも下がってしまい、悪循環に陥ってしまいます。 

ところが、私、三木雄信オープンさせたトライズでは、残業が発生してしまうのは、個人の努力の問題ではなく、組織の仕組みに問題があるという考え方の立場に立っています。 

残業ゼロの仕組みの起点とは?

その考え方を起点とし、次の3つの残業ゼロの仕組みを作りました。 

  • 社員とお客様はイコールパートナー
  • 過剰な業績主義をとらない 
  • 朝会で仕事の負荷を分散する 

またこの仕組みを作ると同時に、私、三木雄信は経営者として、トライズのコンサルタントや社員に対し個人の業績よりも優先してほしいミッションとバリューを明文化しました。 

「Mission : Beyond yourself」(自分を超えろ) 

「Value : Respect and learn from each other 」(お互いに尊敬し、学び合おう) 

まとめ 

「時間は人生で最も貴重な資源である」 

以前もお伝えした通り、これが孫社長の生き方の根底にある考えです。 

仕事、趣味、健康、人間関係、将来に向けての勉強、お金・・・。 

これらを生み出すのは全て時間です。 

企業の財務分析をはじめ、世の中には物事を分析するツールが沢山ありますが、まず分析すべきは自分の時間の使い方。そこからP D C Aを高速で回し、改善を繰り返していくことが、人生を良い方向へと転換していく上で、最も効果的な手法と言えるでしょう。 

今回の記事の中でも紹介させていただきましたが、私、三木雄信は コーチング 英会話スクール「トライズ(TORAIZ)」を創業し、運営しています。英語が話せるようになることはもちろんですが、今回までに紹介した時間術に関するスキルも自然と身につくためビジネスマンとしてのスキルアップも格段にアップします。興味がある方は一度トライズの公式サイトを御覧ください

今後の皆様のライフスタイルに、この考え方を取り入れていただけたら、私、三木雄信にとって、この上ない喜びとなります。 

最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。