「英語の勉強をしたいけど、どんな方法で進めていったらいいか分からない」
「何度も挫折しているから、今度こそ英語をものにしたい」
コーチング英会話トライズ(TORAIZ)に来られる方の多くが同じような悩みを抱え、トライズを最後の砦としてご入会されております。
この記事では、そんな悩みに向き合うヒントになる書籍「人生最後の英語鬼速やり直し」の内容を解説します。
目次
英語学習に対する苦手を克服したきっかけ
私、三木雄信も英語に対する苦手意識を抱えていました。
しかし、25歳の頃に縁あって入社したソフトバンクでは、いきなり海外での交渉、それもYahoo!との会談に同席することになりました。
その時の出来事は今でも忘れられません。
私には相手方が話す内容も、孫社長の話す内容も全く聞き取れず、とにかく黙って時が過ぎるのを待つほかありませんでした。そんな私に、彼らの商談に割って入ることなどできるわけもなく、かといって議事録を取るという最低限の役割すら果たせないまま、会議は永遠に続くかのように感じられました。
しかし、ただ黙っているだけでなんとかなるほど、シリコンバレーの会議は甘くありません。
同席している私が一言も発していない様子が、あまりに不気味だったのでしょう。
ついに相手方から意見を求められて、いよいよ私も何か話をしなければならなくなりました。
とはいえ、何を聞かれているのかすらよく分からないのですが、しどろもどろになるのも当然の成り行きです。
私は頭の中が真っ白になり、言葉にもならない言葉を発しながら呆然と立ち尽くすのが精一杯でした。
その時、Yahoo!の初代CEOであるティム・クーグルから、呆れたような顔で「こいつは恐ろしいやつだ! (You are a scary man!)」と言われたのを、今でも鮮明に覚えています。
この出来事がきっかけとなり、「あと一年以内に英語ができるようにならなければクビになる」という危機意識が芽生え、本格的な英語学習に取り組むことになりました。
モチベーションの維持には「ゴールの設定」が不可欠
社会人が限られた期間の中で英語をマスターするには、知っておくべき極意がいくつかあります。
その中でも第一に強調したいのが、「目標を明確にすること」です。
はっきりした目標を持つことで、そこへ向かって進もうとするモチベーションが生まれ、目標に向けた具体的な行動を取ることができます。
そして、もう一つのメリットが、やるべきこととやらなくてもいいことを分け、ゴールまでの学習を効率化できるということです。
英語運用能力のすべてを底上げするには長い年月を要しますが、例えば「ビジネスで誤解なくコミュニケーションできる英語力」などと明確化することで、それに対して必要な能力を養うことができます。
コーチング英会話トライズ(TORAIZ)では、まず受講生の皆様には目標設定に取り組んでいただいています。
出来るだけ具体的にイメージできるよう5W1Hを含んだ目標を立てているため、漠然とした英語力を定量化できるようになります。
さらに、そこから目標を半年単位・3ヶ月単位・1ヶ月単位・1週間単位とブレイクダウンしていくことで結果に直結するスケジューリングを実現。
このプロセスを専属のコンサルタントと一緒に行い、その後の進捗管理も二人三脚で行うことができるので、ほとんどの方が当初の計画通りに進められています。
英語は「超目的思考」で鍛えられる
コーチング英会話トライズ(TORAIZ)を利用される方の多くは、仕事の上で英語を使えるようになりたいという実用的な目的を持っています。
そこで参考になるのが孫正義社長の英語です。
実際の動画などをご覧いただければ一目瞭然なのですが、孫社長は日本人にも聞き取りやすい英語を話します。要するに、日本語訛りの「カタカナ英語」なのです。
海外の商談に多数同席する中で
「正しい発音を気にしなくて大丈夫」
「大切なのは言いたいことが伝わるかどうかなんだ」
そう思った私は、発音の正しさや美しさを追い求めるのをきっぱり諦めることにしました。
その一方で、重点的に勉強すべきだと定めたのが「リスニング力」と「言いたいことが伝わる定型表現の獲得」です。
様々な工夫を凝らし、実際に1年間で海外のクライアントと対等にコミュニケーションが取れるようになりました。
このように、「英語」という広い能力を分割し、ビジネス上でプロジェクトを進める時のように必要なピースを埋めていく「目的思考」が成功の鍵になります。
次に、私が実践して効果の良かったオススメの勉強法についてもご紹介します。
リスニングもスピーキングも1つの題材を何度も繰り返すことが肝心です。
私の場合、リスニングは映画で、スピーキングは交渉用の例文集を使い、何度も何度も繰り返し取り組みました。
カタカナで覚えるのではなく、聞こえてくるまま発音することを心がけることで、ネイティブに伝わる自然な発音に近づいて行きました。
言い回しにバリエーションは不要
英語が流暢に話せるようになると聞くと、多様な表現を持っているように感じられますが、必ずしもそうではありません。
例えば、孫社長は次のような30の表現を、どの交渉でも、どのプレゼンでも度々使用します。
これは決して表現力がないというのではなく、対応する表現がすぐに出てくる状態にしているからこそ、的確に意味を伝えることができ、円滑なコミュニケーションができるのです。
このように1つの表現をマスターしてから、少しずつ枝葉となる言い回しを覚えていくことで、着実に表現力の幅が増えていくでしょう。
次に、毎日必ず新しい表現を覚えるための習慣をご紹介します。
ある心理学の研究では、物事を記憶するためにはそれを思い出そうとすることが最も有効と言われています。
英語表現も同じで、目についた日本語を片っ端から英語に訳そうとする(つまり、英語を思い出そうとする)ことで、記憶の定着は格段に良くなります。
他にも、
- 今日1日の仕事の「to do」を翻訳して口に出す
- 鏡に向かってプレゼンのリハーサルをする
- 独り言を英語で言ってみる
といった方法も試す価値があります。
こういった習慣がつくことで、常に英語脳でいられるようになり、日常の様々なシチュエーションに即した表現をマスターできるようになります。
英語学習もPDCAが重要
仕事ではPDCAを意識するビジネスパーソンでも、英語学習においてはやりっぱなしということも少なくありません。当たり前のことですが、Doに対してその成果をCheckし、次のActionに結びつけなければ順調に進んでいるか、何かがマズくて停滞しているのかが判断できません。
トライズではCheckのステップを補うために、Versantという試験を導入しています。
この試験は自宅に居ながらにして電話やパソコンでスピーキングテストを行うものです。24時間365日いつでもテストを受けることができ、終了してから数分で採点結果を見ることが可能です。
このように、一定のタイミングで実力を測るテストを行い、その期間の定着度を測るようにしましょう。
さらにその結果を受けて、改善点を見つけ、次の期間に活かせるとなお効果的です。
まとめ
書籍「人生最後の英語鬼速やり直し」では社会人が英語を短期間でマスターするために必要な考え方についてご紹介しました。
中でも
- 目標を立てる
- やることをやらないことを分けて、必要なことだけを行う
- 英語学習を日常の生活に溶け込ませる
- 英語学習もPDCAサイクルを意識すべき
といった要点は、多くの英語学習者の参考になると思います。
コーチング英会話トライズでは実際にこれらの方法を活用し、1年間で1000時間英語を学習していただくプログラムとなっております。1年間で1000時間と聞くと、長いと感じるかもしれませんが、1日に換算すると3時間になります。スキマ時間をうまく活用していただくと、忙しいビジネスマンでも3時間を捻出することができます。家から駅までの10分間やお昼休みの30分など、実は1日3時間英語学習のための時間を捻出することは難しくありません。
しかし、一人ではモチベーションが続かないということがあると思います。その場合は、ぜひトライズの専属コンサルタントを活用してください。トライズの専属コンサルタントが英語学習だけではなく、モチベーションの維持のサポート もします。
英語の勉強法についてのより詳細な内容は、書籍「人生最後の英語鬼速やり直し」に記載してありますので、そちらもご覧ください。
また、どこか英会話スクールに通おうか迷っている方は、ぜひ一度トライズの無料カウンセリングにお越しください。
皆さんの成功を期待します。