【最速仕事術】短期間で高速インプット!仕事を加速させる情報収集法

高速インプット ビジネス術

「仕事で異業種の調査をしなければならないけど、勉強の効率が悪い…」

「本を読んだ気に成っているけど、ほとんど吸収できていない…」

このような悩みは多くのビジネスパーソンに共通しています。

私、三木雄信もかつては同じ悩みを抱えていました。しかし、20代の頃、ソフトバンクの孫正義社長の秘書として働く中で、大量の情報を短期間で整理する習慣が身につきました。このノウハウを活用して、現在ではコーチング英会話トライズを経営し、「1年間で英語をマスターする」というコンセプトで、ビジネスパーソンの英語学習をサポートしています。

また、効率的な仕事法を多くの人に活用していただくために、著書「頭がいい人の仕事が速くなる技術を上梓しました。

本記事ではその中から、「大量の情報を高速でインプットする方法」をご紹介します。

上質な情報を一気に集める秘策

情報を集めるのに時間がかかっていては、そのさきの試行錯誤に割く時間が減ってしまいます。ここではソフトバンクで新規事業を始める際の実例が参考になります。ソフトバンクでは「1度やってみて、フィードバックを得る」というやり方を推奨していました。小規模でも実際にやってみれば、ユーザーや市場から反応が得られます。それが有益な情報となり、より成功確率の高い事業を生み出していけるのです。

例えば、ADSL事業を始めるにあたり、営業手法を検討した時もそうでした。候補に上がった「テレマーケティング」「Webマーケティング」「代理店販売」「訪問販売」のすべてを一気にやってみたのです。普通なら1つにつき3ヶ月程度かけて行うものをすべて同時に行うことで、4分の1の時間で情報が揃いました。3ヶ月後にはどの営業手法にするか決めて、次のアクションへ移れるのです。

高速インプット

一つ一つやっても、かかる手間は結局同じです。だったら一斉にスタートした方が、得られる情報は何倍にも増えるのです。それぞれの規模は小さくてもいいから、一度やってみて、リアルタイムでフィードバックを得る。それが情報収集を早くする秘訣です。一度にできるだけ多くのトライアルをし、細かな軌道修正を図ることで、仕事の速さと品質の両方を高めることができるのです。

また、仕事において大事なのは、生きた情報を収集することです。古い情報や比較検討がなされていない精度の低い情報は、いくら集めても役に立ちません。では、生きた情報を手にいれるにはどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単。人に会って話を聞けばいいのです。中でも、特定の分野の最新情報は、その道のプロに聞くのが最も密度が高く、正確です。私も孫社長と一緒に、経営理論や財務理論について専門家から話を聞いたことが何度もありました。その多くは、それまで面識のなかった人や、名前を知っている程度の弱いつながりの人たちです。それでも迷わずアポを取ったおかげで、みなさん快く相談に乗ってくれました。

本一冊をモノにする読書法

高速インプット

物事の全体像を把握したい時には、紙の本を読むのが一番です。その理由は、一覧性があることです。目次を見て、パラパラと全体を斜め読みすれば、どこに何が書いてあるかを大まかに把握できます。本を頭から精読していては情報にメリハリがつきにくいですが、全体を眺めて、「自分が知りたい項目」や「重要そうな項目」には付箋を貼って、そこを精読するというのが短時間で質の高いインプットを行う上で重要です。

本を購入するときは、まずは、リアルの大規模書店へ足を運ぶことをお勧めします。インターネット書店では、自分にとって必要な本かどうかが判別できません。他人の評価が高くても、自分に役立つかどうかはわからないからです。有益な本を選ぶには、やはり実際に手に取り、軽く目を通してみる必要があります。関連書籍にざっと目を通し、今の自分のレベルと、欲しい情報の間のギャップを埋めてくれるような本を探してみましょう。

英会話 トライズ 三木雄信

【孫正義に学ぶ】問題解決に役立つ「データ分析・7つ道具」

2020年5月12日

この、欲しい情報を能動的に取りに行く姿勢は、新聞や雑誌を読む際にも応用できます。ビジネスパーソンの中には、学びのために新聞を購読されている方も多数います。しかし、ただ何となく読んでいるだけでは頭に何も残りません。私がオススメするのは「興味のある記事を見つけたら、今度はキーワードをインターネットで検索すること」です。

「人工知能を搭載した小型ロボットを一般家庭向けに発売」という記事だったら、商品名や企業名で検索すれば、関連ニュースがヒットします。そこから他社のロボット製品のプレスリリースや、ロボット市場の現状、人工知能の最新研究のデータといった関連情報を有機的に結びつけることができます。

このように、新聞や雑誌にインターネット検索を組み合わせれば、自分にとって役立つ情報をスピーディーに掘り下げることができます

高速学習を可能にする秘訣

高速インプット

私は英語に苦手意識を感じていた状態から、たった1年間でビジネスの現場で交渉ができるレベルの英語力を身につけることができました。この成功の裏では「短期間のゴールを設定する」という施策がうまく機能していました。人間は長時間集中して頑張ることはできません。「3年間勉強すれば、英語を話せるようになります」。そう言われても、「3年もかかるのか…」とうんざりする人がほとんどでしょう。しかし、1年で英語がマスターできると言われたらどうでしょうか。「1年なら何とか頑張れそうだ」と思うのではないでしょうか。

人間はモチベーションが続きにくいからこそ、短期間で決着をつけるつもりで学習計画を立てること。それが忙しいビジネスパーソンにとって、挫折せずに勉強を続ける秘訣です。

トライズ 英会話

【トライズ式英会話】三木雄信が開発した1年で確実に結果を出せる英語勉強法

2020年4月15日

勉強を進める上でも理解しておくべき重要な考え方があります。それは、「自分のゴール達成に必要なことを行う」という原則です。英語ができるようになると聞くと、単語も文法もスピーキングも完璧にする必要があると感じてしまいますが、私の目標は「交渉に耐えうる英語力を身につけること」だったので、それにフォーカスした勉強を行いました。

例えば、私は好きな映画を教材として使い、すべての台詞を暗記するまで繰り返し聞きました。金融業界に関連する映画や、交渉の文例に特化したテキストのように、自分が目指すゴールへ最短で到達できる教材を使ってこそ、スピード学習が可能になります。

また、1回あたりの学習時間は短くてもいいので、間を空けずに毎日学習を積み重ねることも意識しましょう。「平日は忙しいから、土日にまとめて」というやり方をすると、記憶の定着が悪いばかりか、土日に用事が入った際に計画倒れしてしまうリスクもはらんでます。

どんな挑戦でも習慣化することで心理的な抵抗感も減るので、うまく生活のルーティンに組み込みましょう

トライズ 英会話 三木雄信

【当てはまったら要注意】社会人の英語学習における7つの間違い

2020年4月15日

まとめ

仕事を効率化させるには多くの情報を効率よくインプットすることが大切です。そのためには、

  • 鮮度の高い情報を人から集めること
  • 本の中で重要な部分を集中的に読むこと
  • 新聞や雑誌の気になる記事は検索をかけて深掘りすること

が大切です。また、ある分野を体系的に勉強したい時には、目的に適った教材を選び、ある程度短い時間でぎゅっと学習することでモチベーションが維持できます。ぜひ活用してみてください。

私は実際にこれらの手法を活用して、コーチング英会話トライズの経営を成功させるとともに、受講者の皆様の学習の支援もさせていただいています。効率的な仕事術についての詳細は、著書「頭がいい人の仕事が速くなる技術でご紹介していますんどえ、そちらも合わせてご参照ください。